ジェロントロジーの体系的研究1年目を終えて

ジェロントロジー研究の1年目(フェーズ1の成果)

弊所会長寺島実郎著『ジェロントロジー宣言―「知の再武装」で100歳人生を生き抜く』がNHK出版より刊行され、先月で丁度1年が経過しました。

著者は、日本が目指す社会のあり方や、人間の生き方を再構築するために不可欠なアプローチとして、「ジェロントロジー」を「高齢化社会工学」と捉えています。特に、都市郊外型の高齢者(象徴として、国道16号線周辺の居住者(65歳以上240万人))を、社会システムの中にもう一度位置づけ直し、社会に参画し貢献する主体として活躍できるプラットフォームを設計・構築することが必要との考えです。

本書は、異次元の高齢化社会を体系的に捉え、新たな社会システムの再設計に挑戦する端緒とし、将来の日本を広く深く構想する参考書として、同じような問題意識を共有する多方面の読者に広く読まれているようです。 “ジェロントロジーの体系的研究1年目を終えて” の続きを読む