これまで、弊所では「中立性」「独立性」という組織の特性を活かし、主に地域密着型金融機関である地方銀行を母体行に持つ「地域シンクタンク」とのネットワーク化に努めてきました。これは、現在、「地方創生」や「SDGs」などの分野で一緒に仕事をしている特任研究員の黒田秀雄氏(元 東京富士大学教授)のアイデアを形にしたものです。
全国の地域シンクタンクとの有機的な連携により、地方創生やSDGsに関する情報の「るつぼ」、「よろず相談所」を目指して、地域シンクタンクをはじめとする多様な関係者による全国的なネットワークの構築に取り組んできました。
ネットワーク構築のきっかけとなったのは、2017年に地域シンクタンク向けに実施した「地方創生・地域活性化・地域魅力化に関するアンケート調査」です。これは、簡単に言うと、地域の事情に精通している地域シンクタンクに対し、「おらがまち」の地方創生事例を紹介していただくという趣旨の調査です。その調査結果を地域シンクタンクにフィードバックし、再度、興味・関心の高い地方創生事例を聞き出し、それらの取組主体に対して弊所職員が取組の詳細をヒアリングし、またその調査結果レポートを地域シンクタンクにフィードバックする…といった形で、情報を集めては分析したり情報を付加して、それをコンテンツとして地域シンクタンクとコミュニケーションを図って参りました。 “全国の地域シンクタンクとの連携” の続きを読む