2017年8月17~19日の3日間、弊所が事務局を務めるSAVOR JAPAN推進協議会が香港市場におけるSAVOR JAPANの認知度向上・ニーズ把握を図るためFood Expo香港2017に出展しました。
【SAVOR JAPANとは】
SAVOR JAPANとは、我が国への訪日外国人(インバウンド)が年々増加し、地方部への関心が高まる中、2020年の東京オリンピック・パラリンピックも見据え、「地域の食」と食を創り出す「農林水産業」、魅力ある景観等の「地域資源」を効果的に活用し、インバウンドを全国各地の農山漁村に誘客する取組を農林水産大臣が認定する制度です。本認定により、地域のブランド力を高めることで、インバウンドを中心に、日本の食・食文化を通じた農山漁村への交流人口や観光需要の増大を図るとともに、農山漁村の活性化や地域産品の輸出促進による所得向上や雇用の確保等、農林水産業や観光業の成長産業化を目指すものです。
SAVOR JAPAN推進協議会(Savor Japan Project Association) http://savorjp.com/
「農泊 食文化海外発信地域(Savor Japan)」について http://www.maff.go.jp/j/shokusan/gaisyoku/keisyoti_kentokai/
【Food Expo香港とは】
Food Expo香港は、日本の農林水産物・食品輸出額(2015年7,451億円)の約4分の1(同1,794億円)を占める最大市場である香港(大中華圏のゲートウェイ)において開催される最大規模の食品見本市です。本見本市に設置されるジャパンパビリオンは年々拡大しており、出展面積・出品者数ともに最大規模(2016年251社・団体)となっています。Food Expo香港の特徴の1つとして、特に一般来場者が多い点(2016年来場者実績(主催者発表):業者2.1万人・一般49万人以上)が挙げられます。
HKTDC Food Expo 2017
http://m.hktdc.com/fair/hkfoodexpo-en/HKTDC-Food-Expo.html
【Food Expo香港2017への出展】
SAVOR JAPAN推進協議会では、ジャパンパビリオン内のインバウンドコーナーにSAVOR JAPANブースを設置し、プロモーション映像の放映や各種パンフレットの配布、試食等を行い、 SAVOR JAPAN及び各認定地域のPRを実施しました。また、オープニングの8月17日には齋藤農林水産大臣が来場し、SAVOR JAPANブースの視察が行われました。
インバウンドコーナーの全景
齋藤大臣によるSAVOR JAPANブース視察
SAVOR JAPANブースの様子
実際に現地で実感したこととして、他国ブースに比して、ジャパンパビリオンは格段に来場者が多く、香港市場での日本食に対する関心が非常に高いことが伺えました。先述の通り香港は日本の農林水産物・食品の最大の輸出先であり、香港人の所得向上にあわせて日本からの食品輸出が急増している実態(相関関係)を現地にて実証的に確認することができました。また、香港旅行者の訪日実態やニーズなどを把握することができ、非常に有意義な経験となりました。
【追記:ローカルフード】
旅の楽しみは何といっても地域の食!今回は本場の中華料理を堪能しました。個人的感想としては、やはり日本の中華料理とは食材や調味料などで一味異なっており、中国茶と中華料理のクオリティの高さに大満足でした。